導入
当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。現代を生きる虚無僧です。
今回は、私の密かな趣味でもある「自転車」について書いていきたいと思います。
実は私には、密かに温めている「自転車で日本一周」という壮大な夢があります。その夢に向けて、旅の相棒となる最高の1台を自分で仕上げたいと考えました。
普段私が乗っているお気に入りの自転車は「カーボン仕様」なのですが、日本一周のような過酷な長距離・高耐久を求められる旅には、万が一の破断リスクを考えると少し向いていないと判断。
そこで、ガレージの奥で眠っていた「20年以上前に購入した古いロードバイク」を引っ張り出し、フレームの塗装から丸ごとリセットして大改造することにしました。
今回は、その泥臭いスプレー塗装作業の全記録をお届けします!
下地作り:理想と現実の狭間で
まずはフレームの汚れを徹底的に落とし、古いシールなども剥がしていきます。ここからが本番、もともとの古い塗装を紙やすりを使って落とす作業です。
……が、やり始めて10分で悟りました。
「これ、手作業で完全に塗装を落とすの、とんでもなく気が遠くなるやつだわ」
修行僧とはいえ、無駄な苦行は避けるのが中道(ほどほど)の精神。というわけで、今回は「ある程度表面が削れたな」というところでサクッと下地作りを切り上げました。 時間と精神力に無限の余裕がある方は、ぜひ剥離剤などを使ってできるだけ綺麗に元の塗装を落としてから次の工程に進むことを強くおすすめします。


ミッチャクロンマルチで下地を仕上げる
ある程度削ったフレームに、まずは「プライマー」を塗っていきます。プライマーとは、本番のペンキを塗る前に仕込む下塗り剤のことです。
今回は、DIY界の救世主「ミッチャクロンマルチ」を使用しました。
ミッチャクロン(プライマー)を塗る理由:金属フレームと、この後塗る上塗り塗料との密着性を爆発的に向上させ、塗装がペリペリ剥がれるのを防ぐためです。塗膜が格段に長持ちし、旅の耐久力もアップします。地味ですが、絶対に外せない最重要工程です。



スプレー塗装:青空の下での一発勝負
プライマーがしっかり乾けば、いよいよお楽しみのカラー塗装本番です。
今回は、シリコンラッカースプレーの「水色」をチョイスしました。普段乗っている自転車が黒系ばかりなので、せっかく自分で塗るならガラリと印象を変えたかったのが一番の理由です。ただし、全体の印象を引き締めるため、フロントフォークの先端だけはマットブラック(艶消し黒)で塗り分ける小技を効かせています。
ここで、スプレー塗装における重要なポイントをひとつ。
本来、屋外でのスプレー塗装はあまり推奨されません。 風で飛んでくる細かいゴミやホコリ、虫などが乾いていない塗装面に付着してしまうリスクがあるためです。
ただ、我が家に室内スプレー塗装ブースなんて上等な環境を用意するのは難しかったため、今回は無理を承知で「完全屋外」で強行しました。 ですが、見方を変えればスプレー塗装で最も恐しい「有機溶剤の吸い込み」に関しては、換気レベル100%の完璧な環境だったと言えます。
スプレー塗装をきれいに仕上げる最大のコツは、「一度に厚く吹き付けず、薄く均一に、数回に分けて重ね塗りすること」。焦って一気に塗ると、液だれやムラの原因になって全てが台無しになります。一吹きごとにしっかり乾かしながら、じっくり色をのせていきました。


ウレタンスプレーで仕上げ&まさかのブランド化
カラー塗装が完全に乾いたら、最終仕上げとして「ウレタンスプレー」を吹き付け、ペイントが剥がれないように強固にコーティングしていきます。
ここで重要な裏技があります。 フレームにロゴステッカーなどを貼りたい場合は、必ずこのウレタンを塗る前のタイミングで貼り付けてください。
私もこのタイミングで、あらかじめ用意しておいた大人気ブランド「Bianchi(ビアンキ)」のロゴステッカーをペタり。これによって、20年前の正体不明のロードバイクが、一瞬にして極上の「なんちゃってBianchi」へと生まれ変わりました(煩悩の塊)。
上からウレタンでガッツリとコーティングすることで、ステッカーの剥がれを防ぐだけでなく、塗装面に深みのある美しいツヤが出ます。さらに傷や紫外線からも守ってくれるため、長距離を走る旅仕様の自転車には特に重要な工程です。



ステッカーを貼るだけで一気にオシャレになるね

⚠️ 2液性ウレタンスプレーを使う時の注意点
ウレタンスプレーには、缶の底のピンを突き刺して主剤と硬化剤を使用直前に混ぜ合わせる「2液性」のタイプがあります。これ、めちゃくちゃ強固な塗膜ができるのでおすすめなのですが、「一度混ぜると硬化が始まるため、数時間〜半日程度で使い切らないと缶の中で固まる」というタイムリミットがあります。作業前に一気に塗り切れるよう、事前の段取りを完璧にしておきましょう。
まとめ
今回は、20年以上前に購入したロードバイクを、下地作りからスプレー塗装、そしてウレタンでのコーティングまで一通り行いました。
慣れない作業も多く、やすりがけで腕がパンパンになるなど大変な部分もありましたが、自分の手で古い鉄クズから1台の美しい相棒を新しくバイブス満点に仕上げていく過程は、想像以上に楽しい時間でした。まさにこれぞDIYの醍醐味です。
これで、私の夢である「日本一周」に向けての準備がまた一歩前進しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

