導入:頭皮は守った。ならば次は「毛先」だ
当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。現代を生きる虚無僧です。
前回の記事では、40代の薄毛の恐怖からスタートし、頭皮の赤みを完全に克服した私の「2年間にわたるガチ湯シャン生活」の全貌をお届けしました。
湯シャンの恩恵によって頭皮環境の絶対防衛ラインはバチッと死守できているのですが、人間というのは強欲な生き物です。頭皮が健やかになると、今度は別の問題が気になり始めます。そう、前回のデメリットでも正直に告白した「髪の強烈なきしみ・ゴワつき」です。
シャンプーやリンスという化学のコーティングを一切まとわない私の髪の毛は、湯上がり直後、まるで干し草のようにキシキシと自己主張を始めます。
「頭皮の健康(引き算)は譲れない。でも、この指通りの悪さ(ストレス)はどうにかしたい……」
そんな私が試行錯誤の末にたどり着いた、湯シャン生活の頼れる相棒が、今回ご紹介する洗い流さないトリートメント、ミルボンの「ディーセス エルジューダMO」です。
今回は、頭皮への刺激を極限まで減らしつつ、大人の身だしなみとして「しなやかな髪」をキープするための、虚無僧流のハイブリッドなヘアケア術を徹底レビューしていきます!

「ディーセス エルジューダMO」の基本スペック
「ディーセス エルジューダMO」は、日本の美容室を支えるトップメーカー「ミルボン」が手掛ける、サロン専売品の超ロングセラー・オイルトリートメントです。ドン・キホーテやネット通販でも見かける、あのトレードマークの「オレンジ色のボトル」ですね。

オレンジ色のボトル以外にも種類があるよ
注目すべき基本スペックを以下にまとめました。
【エルジューダMO 基本スペック】
■ 内容量:120ml
■ 特徴:硬さがあってまとまらない髪、広がりやすい髪質向け
■ 毛髪補修成分:オリーブスクワラン配合
■ メカニズム:髪の内部の水素結合をやわらげ、柔軟性を高める
エルジューダシリーズには、サラサラ系オイルやしっとり系ミルクなど非常に多くの種類が存在しますが、この「MO(メルティオフィシャル)」は、毛髪が太く、硬く、油断するとすぐに爆発してしまう“剛毛イノシシ系”の髪質をターゲットに開発されています。
使い方は至ってシンプル。お風呂上がりのタオルドライ後、まだ髪が濡れている状態で適量を手のひらに伸ばし、毛先 ➔ 髪の中間 ➔ 表面の順に優しく馴染ませてからドライヤーで乾かすだけです。
なぜ湯シャン生活に「エルジューダMO」が必要だったのか?
そもそも、なぜ湯シャンをすると髪がきしむのか。
市販のシャンプーやリンスには、単に汚れを落とすだけでなく、髪の表面をシリコン等で薄くコーティングし、髪同士の摩擦を極限まで減らす「潤滑油」の役割が組み込まれています。
しかし、湯シャンはそれらをすべて排除する引き算の引き篭もりスタイル。お湯だけでは髪の表面のキューティクルを滑らかに整えることができないため、どうしても髪同士が擦れ合い、ゴワゴワとしたきしみが発生してしまいます。
そこで私は、「洗う(頭皮)」と「整える(毛先)」を完全に切り離す、割り切った二権分立システムを導入することにしました。
- 洗浄(頭皮の防衛): ぬるま湯だけに任せ、界面活性剤による頭皮へのダメージをゼロにする。
- 仕上げ(毛先の保護): 浸透力の高いエルジューダMOの力を借り、きしみをピンポイントでねじ伏せる。
数あるヘアオイルの中から「MO」を選んだのは、私の髪がもともと硬く、湯シャンによってさらに野生味を増していたため、「硬い髪をやわらかくほぐす」というこの商品のコンセプトが、まさにパズルの最後のピースのようにバチッとハマる予感がしたからです。
2年間並走して分かった、リアルな使用感
実際にこの組み合わせを長年続けてみて、私が感じているリアルな体感は以下の3点です。
① 指通りが劇変。引っかかりのない滑らかさへ
お風呂上がりの湿った毛先に少量を馴染ませてドライヤーをかけると、乾いた瞬間の指通りが明らかに変わります。湯シャン特有の、あの指が途中で「ガツッ」と止まる不快な引っかかりが綺麗に消え去り、ストンと滑らかにまとまってくれます。この扱いやすさは、一度味わうと病みつきになります。
② ベタつかない、絶妙な「重さ」がちょうどいい
「オイルを頭につけたら、せっかく湯シャンでベタつきを抑えているのに本末転倒では?」と思われるかもしれません。しかし、エルジューダMOは非常に優秀で、適量を毛先中心に揉み込む分には、ギトギトした嫌な重さは一切残りません。むしろ、湯シャンによってボリュームが出すぎてしまう私の硬い髪を、適度なオイル感でしっとりと落ち着かせてくれるため、ボリュームコントロールの観点からもジャストな塩梅です。
③ 虚無僧流:「毎日使わない」という、ゆるいスタンス
実は私は、このトリートメントを毎日欠かさず使っているわけではありません。
プロの美容師さんの解説を読むと、「毎日継続して使うことで、髪の芯から質感が変わり、より扱いやすい髪質へと育っていく」と書かれています。本来はそれが正攻法なのでしょう。
しかし、私のスタンスはあくまで「湯シャンのストレスを減らすためのサポート役」です。
【虚無僧流・エルジューダMOの出番】
■ 髪のパサつきやきしみが、特に気になる日
■ 空気が乾燥して、髪が横に広がってしまう日
■ 翌日に人と会う約束があり、きちんとした身だしなみに整えたい日
このように、「ここぞ」というタイミングでのみスポット登板させるゆるい付き合い方をしています。この割り切った使い方が、気楽に湯シャンを長続きさせるためのちょっとした秘訣でもあります。

香りもいい感じ♪
【結論】「洗う」と「整える」を分けるハイブリッドのすすめ
湯シャンというストイックな生活を続けているからといって、髪の質感まで完全に野生に還す必要はありません。
すべてを完璧にやろうとすると必ずどこかで挫折します。「頭皮には何もつけないけれど、死んでいる細胞である『毛先』には極上の潤いを与える」というハイブリッドな発想に変えてから、私の洗髪ライフは一気に快適になりました。
確かに、エルジューダMOはサロン専売品ということもあり、ドラッグストアの格安オイルと比べればお値段は少々高めです。しかし、私のように「気になるときだけスポットで使う」という運用であれば、1本(120ml)買えば驚くほど長持ちします。シャンプー代が完全に浮いていることを考えれば、コストパフォーマンスとしてはお釣りが来るレベルです。

髪が短ければワンプッシュで十分です
こんな人には、ぜひ試してほしい
- 湯シャンや石けんシャンプーに挑戦しているが、髪のきしみ・ゴワつきに心が折れそうな方
- 髪質がもともと硬め・太めで、油断するとすぐにパサついて広がってしまう方
- 「毎日のフルケアは面倒だけど、必要なときだけサッと手軽に上質なケアをしたい」という方

まとめ
今回は、私の湯シャン生活を裏でひっそりと支えてくれている名脇役、ミルボンの「ディーセス エルジューダMO」をご紹介しました。
「洗浄はお湯だけ、仕上げは最高峰のトリートメントで」という明確な役割分担を作ったことで、頭皮の健康と、大人の最低限の身だしなみ(まとまり感)を高い次元で両立できるようになりました。
湯シャンの効果は信じているけれど、毎日の髪のきしみに密かにストレスを感じている同志がいたら、ぜひ一度このオレンジ色のボトルを毛先に数滴、忍ばせてみてください。引き算の生活に、ほんの少しの「上質な足し算」を加えるだけで、毎日の夜の修行(入浴タイム)がぐっと豊かになるはずです。
引き算の果てに見つける、自分だけのちょうどいいバランス。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

