導入
前回の記事で「私は虚無僧(修行中)です」と自己紹介しましたが、おそらく多くの人はこう思ったはずです。
「いや、そもそも虚無僧って何者やねん」と。
時代劇で怪しい笠をかぶって、尺八を吹いているイメージはあるかもしれませんが、彼らが何のためにそれをしているのかは意外と知られていません。
今回は、現在進行形で尺八を絶賛練習中の私が、「虚無僧とは何か」をわかりやすく解説します!
虚無僧をわかりやすく3行で言うと
虚無僧の正体をものすごく簡単にまとめると、以下の3つに集約されます。
- お経を唱える代わりに「尺八」を吹くお坊さん
- 顔が隠れる大きな編み笠(天蓋・てんがい)をかぶっている
- 「托鉢(たくはつ)」をして、日本全国を行脚(旅)していた
普通のお坊さんはお経を読みますが、虚無僧にとっての修行は「尺八を吹くこと」そのもの。尺八の音色でお経の代わりをし、悟りを開こうとした、かなりエッジの効いたお坊さんたちなんです。
【裏の顔】実は「江戸時代の公認スパイ」だった!?
あの頭がすっぽり隠れるトレードマークの笠は「天蓋(てんがい)」といいます。 なぜあんなに頑なに顔を隠すのかというと、仏教的には「我(プライド)を捨てて無になるため」なのですが……
実は歴史の裏側では、「幕府公認の隠密(スパイ)」としての顔を持っていました。

スパイって言うとかっこいいね
江戸時代、一般の人が他の藩へ旅行することは厳しく制限されていましたが、虚無僧だけは「修行だから」という理由で、日本全国の関所をフリーパスで通過できる特権を持っていたのです。
徳川幕府はこれに目をつけました。
「お前たちに全国フリーパスの特権をやる。その代わり、旅先で怪しい藩(謀反の動きがあるところ)を見つけたら、笠で顔を隠したまま、こっそり幕府に報告せよ」
そう、虚無僧は「怪しまれずに全国を合法的に移動し、顔を隠して情報を集められる、最強の諜報員(スパイ)」だったのです。時代劇で虚無僧に変装した忍者がよく出てくるのは、これが元ネタなんですね。
まとめ:昔と現代の虚無僧の「違い」
ざっくりまとめると、虚無僧とは「笠で顔を隠し、尺八を吹きながら、スパイとして全国を旅してまわったお坊さん」のこと。
ほら、私のプロフィールの「尺八練習中・旅が大好き・日本一周が夢」という特徴と、見事に一致すると思いませんか?
昔の虚無僧は全国を歩いて心を研ぎ澄ませましたが、現代の私は、自転車やバイクで全国の温泉を巡り、ネット通販で煩脳を満たしながら、現代なりの「悟り」を開こうとしています。
